シラバス情報

授業情報
カリキュラム年度    2016 授業開講年度    2018年度
学科    環境学部 地球環境学科
授業科目分野    地球科学
開講年次    1
開講期    前期
GSA111H
科目コード    QASGSA111H
履修区分    必修
単位数    2
授業科目名    大気水圏の科学A
担当者漢字名称    内藤 望
担当者カナ名称    ナイトウ ノゾム
研究室    21-410
メールアドレス    n.naitoh.r2@it-hiroshima.ac.jp
オフィスアワー    https://www.it-hiroshima.ac.jp/campuslife/support/officehour/
上記URLもしくは本学HPの「在学生の方へ->オフィスアワー」から担当者のオフィスアワーを確認ください。
 
授業の目的    地球が太陽から受けとる熱エネルギーは、地球上の大気と水の循環を通じて再配分されている。つまり大気(気圏)と水(水圏)は、地球の気候を決定する重要な二大要素である。また気圏と水圏における運動や現象は、相互に深く関連している。よって地球環境を考える上で、気圏と水圏を一体化した「大気水圏」として理解することが重要となる。本科目では、大気水圏内の大規模な運動や現象に関する基礎的知識や概念を修得することを目的とする。
ディプロマ・ポリシーと関連性
DP1(知識・理解) D(2) 地球環境技術者として、地球科学分野、環境共生分野、環境情報分野に関わる幅広い基礎的知識を修得し、様々な地球環境問題を科学的に理解できる。
履修条件    「大気水圏の科学B,C」や「水の災害」に対する基礎となる。また関連する力学的取り扱いについては、「地球環境物理学」で講義する。
キーワード    気候 大気 海洋 大循環 水 放射 熱エネルギー 地球
 
履修上の留意事項    「暗記」ではなく授業内容を「理解」することが何より大切である。そのため授業中は集中して受講し、授業後の加筆・整理も含めてしっかりとしたノートを作るように。

授業計画    内容    担当者    事前・事後学習   
第1回    ガイダンス、大気水圏の概念 内藤望 事前:60分 教科書を購入し概観しておく
事後:120分 授業内容を振り返ってノートの完成度を高めるなどの復習を、できるだけその日のうちにしておく
第2回    地球上の水の量と循環 内藤望 事前:60分 教科書の該当部分を熟読して予習しておく
事後:120分 授業内容を振り返ってノートの完成度を高めるなどの復習を、できるだけその日のうちにしておく
第3回    水の物性 内藤望 事前:60分 教科書の該当部分を熟読して予習しておく
事後:120分 授業内容を振り返ってノートの完成度を高めるなどの復習を、できるだけその日のうちにしておく
第4回    大気の鉛直構造 内藤望 事前:60分 教科書の該当部分を熟読して予習しておく
事後:120分 授業内容を振り返ってノートの完成度を高めるなどの復習を、できるだけその日のうちにしておく
第5回    オゾン・ホール 内藤望 事前:60分 教科書の該当部分を熟読して予習しておく
事後:120分 授業内容を振り返ってノートの完成度を高めるなどの復習を、できるだけその日のうちにしておく
第6回    太陽放射と地球放射 内藤望 事前:60分 教科書の該当部分を熟読して予習しておく
事後:120分 授業内容を振り返ってノートの完成度を高めるなどの復習を、できるだけその日のうちにしておく
第7回    温室効果と地球温暖化 内藤望 事前:60分 教科書の該当部分を熟読して予習しておく
事後:120分 授業内容を振り返ってノートの完成度を高めるなどの復習を、できるだけその日のうちにしておく
第8回    放射収支の分布と大気水圏の熱輸送 内藤望 事前:60分 教科書の該当部分を熟読して予習しておく
事後:120分 授業内容を振り返ってノートの完成度を高めるなどの復習を、できるだけその日のうちにしておく
第9回    ハドレー循環、回転水槽実験 内藤望 事前:60分 教科書の該当部分を熟読して予習しておく
事後:120分 授業内容を振り返ってノートの完成度を高めるなどの復習を、できるだけその日のうちにしておく
第10回    偏西風波動と温帯低気圧 内藤望 事前:60分 教科書の該当部分を熟読して予習しておく
事後:120分 授業内容を振り返ってノートの完成度を高めるなどの復習を、できるだけその日のうちにしておく
第11回    温帯低気圧のエネルギーと前線 内藤望 事前:60分 教科書の該当部分を熟読して予習しておく
事後:120分 授業内容を振り返ってノートの完成度を高めるなどの復習を、できるだけその日のうちにしておく
第12回    海水の物性と海氷の生成 内藤望 事前:60分 教科書の該当部分を熟読して予習しておく
事後:120分 授業内容を振り返ってノートの完成度を高めるなどの復習を、できるだけその日のうちにしておく
第13回    海洋の表層循環 内藤望 事前:60分 教科書の該当部分を熟読して予習しておく
事後:120分 授業内容を振り返ってノートの完成度を高めるなどの復習を、できるだけその日のうちにしておく
第14回    海洋の深層循環 内藤望 事前:60分 教科書の該当部分を熟読して予習しておく
事後:120分 授業内容を振り返ってノートの完成度を高めるなどの復習を、できるだけその日のうちにしておく
第15回    まとめ 内藤望 事前:60分 教科書の該当部分を熟読して予習しておく
事後:120分 授業内容を振り返ってノートの完成度を高めるなどの復習を、できるだけその日のうちにしておく

到達目標と評価種別、その割合
DP    到達目標    比率   
DP(2) 地球の気候を大きく支配する放射収支と大気、海洋の大循環について理解することが目標である。 (1)水圏の構成要素と水循環 (2)水の物性と大気の組成 (3)大気圏の層構造 (4)地球の放射収支と熱エネルギーの輸送形態 (5)大気と海洋における大循環 100%
評価種別    比率   
定期試験 90%
レポート 10%

評価及び評価基準    @:到達目標(1)~(5)の全てが達成できている
A:到達目標(1)~(5)の大部分が達成できている
B:到達目標(1)~(5)の半分程度が達成できている
C:到達目標(1)~(5)の一部が達成できている
D:未到達(不合格)
科目GPA及び評価分布    平成29年度開講科目GPA:1.93
@:10.8% A:25.8% B:23.7% C:24.7% D:15.1%
※ 上記の割合は小数点第2位を四捨五入しているため、合計が100%になりません。
課題(試験、レポート等)の学生への
フィードバック方法   
レポート課題に対しては、回収後に解説と講評を行う。回収した課題は、次年度以後の参考とするため、返却は行わない。

教科書    タイトル 著者名 発行所 出版年 ISBN ボタン
一般気象学 第2版補訂版 小倉義光 東京大学出版会 2016年 978-4130627252
配布プリント
参考書    タイトル 著者名 発行所 出版年 ISBN ボタン
水の気象学 武田喬男ほか 東京大学出版会 1992年 978-4130647038
海の科学 -海洋学入門- 第3版 柳哲雄 柳哲雄 2011年 978-4769912453


能動的学習の授業手法
手法    授業実施回等   
ミニッツ・ペーパー 第3,11回ころに実施予定

授業改善点など    ミニッツペーパーの結果から、次のことを改善する。
(1)理解度の個人差を把握・考慮しながらの授業進行
(2)書画カメラからスクリーンへ投映する図表の見え方に気を配る
前年度授業アンケート結果    内藤 望 https://hitpo.it-hiroshima.ac.jp/PfStudent/LectureEnquete?year=2017&lecture_id=QAGSA11100
関連する資格    中学校教諭一種免許状(理科)、高等学校教諭一種免許状(理科):教科に関する選択科目
備考   
更新日時    2018年04月03日 19時55分00秒