シラバス情報

授業情報
カリキュラム年度    2016 授業開講年度    2019年度
学科    環境学部 地球環境学科
授業科目分野    全学共通
開講年次    1
開講期    前期
CWS101H
科目コード    QALCWS101H
履修区分    必修
単位数    2
授業科目名    初年次ゼミナール
担当者漢字名称    岡 浩平, 小西 智久, 内藤 望, 伊藤 征嗣, 西村 一樹, 金 凡性, 田中 健路, 三浦 智恵美
担当者カナ名称    オカ コウヘイ, コニシ トモヒサ, ナイトウ ノゾム, イトウ セイジ, ニシムラ カズキ, キム ボムソン, タナカ ケンジ, ミウラ チエミ
研究室    21-408
メールアドレス    k.oka.gw@it-hiroshima.ac.jp
オフィスアワー    https://www.it-hiroshima.ac.jp/campuslife/support/officehour/
上記URLもしくは本学HPの「在学生の方へ->オフィスアワー」から担当者のオフィスアワーを確認ください。
 
授業の目的    高校生(生徒)と大学生(学生)との違いや大学における教養教育・専門教育の内容を理解し、大学で学ぶために必要なスタディスキルズ、すなわち、アカデミック・ノート・テイキング、アカデミック・リーディング、アカデミック・ライティングをはじめ、図書館やインターネット・新聞などを利用した自学自習法を修得する。また、カリキュラムツリーに基づき学科専門分野の内容についても理解を深め、各人の4年間の履修計画を構築する。
ディプロマ・ポリシーと関連性
DP1(知識・理解) D(1) 技術系人材として、幅広い教養と知識や倫理観を修得し、様々な環境問題の解決策や環境共生型・循環型社会の構築に向けた方策を理解できる。
DP2(思考・判断) D(3) 技術系人材として、幅広い教養と知識や倫理観をもとに論理的かつ倫理的な思考や判断ができ、環境共生型・循環型社会の構築に貢献できる。
D(4) 地球環境技術者として、環境共生型・循環型社会の構築に向けた様々な具体策の中から、現場や現状に応じた適切な方策を評価し、選択できる。
履修条件    授業内容の理解を深めるため,毎回の授業前に事前学習(1.5時間)として教科書・資料の指定箇所を熟読しておくとともに,事後学習(1.5時間)として授業内容についてノートに要約するなどして十分に復習をしておくこと。
キーワード    教養教育、専門教育、アカデミックスキル、ポートフォリオ、自学自習
 
履修上の留意事項    ノートPCを必ず持参する。
レポート等の提出は、指示に従って時間厳守で提出する。

授業計画    内容    担当者    事前・事後学習   
第1回    ガイダンスおよびポートフォリオ(HITPO)の説明(PC活用):大学における教養教育と専門教育のねらいを理解するとともに、自主性や時間管理など「大学の学び」に対する心構えと姿勢を学ぶ。さらに、これから使用するポートフォリオ(HITPO)について理解する。 学科担当教員、情報化推進室 事前:90分 シラバスを熟読しておく。
事後:90分 1年生に求められるHITPOの入力内容について再度確認する。
第2回    大学の学びとカリキュラムツリー、そして履修計画(PC活用):学科の「学び」の領域をカリキュラムツリーを通して理解し、各専門分野に基づく4年間の履修計画を立て、それをHITPOに入力する。 学科担当教員 事前:90分 カリキュラムツリーについて、教養科目、専門科目、それぞれの領域、学びの順次性(矢印の向き)などをよく確認しておく。
事後:90分 自分の履修計画に基づき、第1回のときに配ったカリキュラムツリーの紙上に、太い実線や色ペンなどを使って、1年生から4年生まで、下から上に向かって、学習の順序と履修科目を、円や四角で囲んだり、線を引いたりして分かりやすく示しておく。(最初は下書き用を使用して計画する)
第3回    人間力形成とHITポイント制度(PC活用):人間力形成を目指して計画的に取り組むため、HITポイント制度を理解する。また、人間力形成に関する今年度の計画を立て、それをHITPOの「自分を高める」に入力する。 学科担当教員 事前:90分 CAMPUS GUIDE 2017の「人間力向上」と「課外教育活動」の記載内容をよく読んでおく。
事後:90分 人間力向上を目指した自分の取組計画を作成し、それをHITPOの「自分を高める」に入力しておく。
第4回    キャリア形成と自己実現(PC活用):キャリア形成の必要性と意義について理解する。また、3年間のキャリア形成支援の教育内容や大学就職支援について理解するとともに、自己実現のもとになるHITPOの「将来を計画する」→「自分を見つめてみよう」「キャリアについて見つめてみよう」「わたしのキャリアプラン」についての内容を確認し、「自分を見つめてみよう」を入力する。 学科担当教員 事前:90分 1年後期の「キャリアデザイン」、2年後期の「キャリアデザイン演習A」のシラバスを熟読しておく。
事後:90分 専門を活かした「なりたい自分」について、(どんな仕事?)(なぜ?)を配布する用紙にまとめておく。
第5回    大学図書館を利用した自学自習法:大学での学習の基本である自学自習に関して、大学図書館に整備されている設備、文献並びに資料等について知るとともに、その利用・検索方法を学ぶ。また、コンピューターや新聞などを活用したメディアリテラシーを踏まえた情報収集・整理技術についても学ぶ。 図書館、学科担当教員 事前:90分 第4回に配布された資料を読み、授業の内容を確認しておく。教科書の第9章をよく読んでおく。
事後:90分 大学図書館利用や自学自習に向けた資料の活用方法、図書の検索・借用・返却について講義内容を整理しておく。
第6回    スタディスキル1(アカデミック・ノートテイキング):授業の理解のため、聴いた内容を記録・整理することの重要性を知り、適切なノートの取り方、内容のまとめ方を学ぶ。また、事前・事後学習にも活かせるノート作りの技術、電子媒体を使った記録の取り方、エチケットについても学ぶ。 学科担当教員 事前:90分 教科書の第6章をよく読み、その内容を確認しておく。
事後:90分 授業で行った練習問題とその解答を再度確認するとともに、正解と正しい考え方を配布されている練習の用紙にまとめる。
第7回    スタディスキル2(アカデミック・リーディング):知識の修得には、教科書、文献、資料などの文章を読む力が必須であることを理解し、文章を読み解く技術について学ぶ。タイトル、概要、キーワード、序論から結論、文献の性格についても学ぶ。 学科担当教員 事前:90分 教科書の第7、8章をよく読み、その内容を確認しておく。
事後:90分 授業で行った練習問題とその解答を再度確認するとともに、正解と正しい考え方を配布されている練習の用紙にまとめる。
第8回    スタディスキル3(アカデミック・ライティング):技術者にとって、論理的な文章を書く力が必要であることを知り、ものごとを伝える手段として適切な文章の構造と表現法について学ぶ。また、その段落の重要な内容を伝えられるように、大学での学びに必要なレポートの書き方・まとめ方などの技術を修得する。 学科担当教員 事前:90分 教科書の第10、11章をよく読み、その内容を確認しておく。
事後:90分 授業で行った練習問題とその解答を再度確認するとともに、正解と正しい考え方を配布されている練習の用紙にまとめる。
第9回    スタディスキル4(アカデミック・コミュニケーション):大学での学びを充実させるためのコミュニケーション能力について学び、相手を正しく理解する力並びに自己を適切に表現する力を修得する。また、社会人として必要とされる対応力や協調性の基礎を身につける。 学科担当教員 事前:90分 教科書の第5章をよく読んでおく。また、「アサーション」をキーワードにでインターネットで検索し内容を理解しておく。
事後:90分 「アサーティブ・コミュニケーションの重要性」を、授業内容を中心に800字程度にまとめておく。
第10回    スタディスキル応用1(リーディングスキルのレベルアップ):社説や専門分野に関する文書を読んで、著者の意図を正しく理解できるリーディングスキルのレベルアップをはかる。 学科担当教員 事前:90分 第7回の授業内容(アカデミック・リーディング)を復習しておく。
事後:90分 授業中に配った資料を用いて、文全体にテーマを付け、段落に分ける。次に段落ごとに話題をつけ、段落の中からキーワードを把握し、まとめておく。
第11回    スタディスキル応用2(ライティングスキルのレベルアップ):専門分野と関連する内容を取り上げ、レポート作成方法を通してライティングスキルのレベルアップをはかる。 学科担当教員 事前:90分 第8回の授業内容(アカデミック・ライティング)を復習しておく。また、第10回に配ったレポートの書き方の資料を読んでおく。
事後:90分 授業中に書いたレポートをA4用紙2枚以内に完成させておく。
第12回    スタディスキル応用3(コミュニケーションスキルのレベルアップ):グループでこれまでの大学生活で思い出の一つを紹介しあいながら、コミュニケーションスキルのレベルアップをはかる。 学科担当教員 事前:90分 第9回の授業内容(アカデミック・コミュニケーション)を復習しておく。
事後:90分 グループ内で自分の紹介した内容や意見交換した内容をまとめておく。
第13回    専門教育導入ゼミナール1(専門分野1の紹介とその履修モデル):カリキュラムツリーに基づき学科の専門分野1の内容と技術体系について学ぶとともに、必要に応じて学科施設を見学し、将来の進路を見据えた各人の履修計画について再度考える。 学科担当教員 事前:90分 第2回の事後学習で完成した履修計画とカリキュラムツリーを再度確認しておく。
第12回に配布された資料を読み、専門分野1の内容を理解しておく。
事後:90分 HITPOの履修計画に見直しがあれば修正する。見学した施設と学科の学びとの関連性を理解しておく。専門分野1と自分の将来との関連について、500字程度にまとめておく。
第14回    専門教育導入ゼミナール2(専門分野2の紹介とその履修モデル):カリキュラムツリーに基づき学科の専門分野2の内容と技術体系について学ぶとともに、必要に応じて学科施設を見学し、将来の進路を見据えた各人の履修計画について再度考える。 学科担当教員 事前:90分 第2回の事後学習で完成した履修計画とカリキュラムツリーを再度確認しておく。
第13回に配布された資料を読み、専門分野2の内容を理解しておく。
事後:90分 HITPOの履修計画に見直しがあれば修正する。見学した施設と学科の学びとの関連性を理解しておく。専門分野2と自分の将来との関連について、500字程度にまとめておく。
第15回    専門教育導入ゼミナール3(専門分野3の紹介とその履修モデル):カリキュラムツリーに基づき学科の専門分野3の内容と技術体系について学ぶとともに、必要に応じて学科施設を見学し、将来の進路を見据えた各人の履修計画について再度考える。 学科担当教員 事前:90分 第2回の事後学習で完成した履修計画とカリキュラムツリーを再度確認しておく。
第14回に配布された資料を読み、専門分野3の内容を理解しておく。
事後:90分 HITPOの履修計画に見直しがあれば修正する。見学した施設と学科の学びとの関連性を理解しておく。専門分野3と自分の将来との関連について、500字程度にまとめておく。

到達目標と評価種別、その割合
DP    到達目標    比率   
DP(1) 「大学の学び」に対する心構えと姿勢と、自己の履修モデルが理解できる。 30%
DP(3) アカデミックスキルと、自己実現のための自律的な学びが理解できる。 40%
DP(4) 専門分野の内容と技術体系が理解できる。 30%
評価種別    比率   
レポート 100%

評価及び評価基準    @:履修モデルを理解し、アカデミックスキルと専門分野の内容や技術体系をすべて理解し、説明できる。
A:履修モデルを理解し、アカデミックスキルと専門分野の内容や技術体系をほぼ理解し、説明できる。
B:履修モデルを理解し、アカデミックスキルと専門分野の内容や技術体系をある程度理解し、説明できる。
C:履修モデルを理解し、アカデミックスキルと専門分野の内容や技術体系を一部について理解し、説明できる。
D:未到達(不合格)
科目GPA及び評価分布    平成30年度開講科目GPA:2.12
@:11.0% A:23.3% B:32.9% C:32.9% D:0.0%
※ 上記の割合は小数点第2位を四捨五入しているため、合計が100%になりません。
課題(試験、レポート等)の学生への
フィードバック方法   

教科書    タイトル 著者名 発行所 出版年 ISBN ボタン
フレッシュマンセミナーテキスト 第2版 初年次教育テキスト編集委員会 東京電機大学出版局 2014年 978-4-501-62850-5


能動的学習の授業手法
手法    授業実施回等   
ミニッツ・ペーパー 10回程度行う。
グループワーク 第9, 12回

授業改善点など    履修生の理解度を確認しながら、具体的な内容や進度を調整して授業を実施する。
学科の特性を生かして授業内容を調整する。
前年度授業アンケート結果    岡 浩平 https://hitpo.it-hiroshima.ac.jp/PfStudent/LectureEnquete?year=2018&lecture_id=QACWS10100
備考   
更新日時    2019年03月28日 13時52分25秒