シラバス情報

授業情報
カリキュラム年度    2018 授業開講年度    2022年度
学科    大学院工学系研究科 博士前期課程 環境学専攻
授業科目分野    自然環境
開講年次    1
開講期    後期
NEL502S
科目コード    6BSNEL502S
履修区分    選択
単位数    2
授業科目名    大気水圏環境科学
担当者漢字名称    内藤 望
担当者カナ名称    ナイトウ ノゾム
研究室    21-410
メールアドレス    n.naitoh.r2@it-hiroshima.ac.jp
オフィスアワー    https://www.it-hiroshima.ac.jp/campuslife/support/officehour/
上記URLもしくは本学HPの「在学生の方へ->オフィスアワー」から担当者のオフィスアワーを確認ください。
 
授業の目的    近年注目を浴びている地球温暖化をはじめとする「環境問題」の多くは,大気水圏における現象や変化と密接な関係がある。本講義では,広範な大気水圏科学分野から,社会的関心が高い「環境問題」を科学的に理解する上で重要と思われる分野を重点的に学ぶ。最も身近な地表面付近での熱収支から、局地気候、地球温暖化問題までが対象に包含される予定である。
ディプロマ・ポリシーと関連性
DP1(知識・理解) D(1) 四つの教育研究分野で包括される環境学に関する幅広い知識と深い専門性を有し、発展的に深化する環境学の専門科目を体系的かつ統合的に理解することができる。
D(2) 様々な環境問題を俯瞰的かつ多面的に捉え、課題を発見して解決できる知識と、環境学に関わる専門的な知識・技術を理解し応用できる専門能力と創造性を有している。
履修条件    大気水圏科学に関する学部レベルより発展的な内容を取り扱うため、受講生は大気水圏科学に関する学部レベルの基礎的知識を既に修得していることを前提条件とする。
キーワード    地表面熱収支 局地気候 IPCC 地球温暖化 氷河変動
 
履修上の留意事項    少人数の授業になると思われるので、疑問点をはじめ積極的な授業中の発言を求める。

授業計画    内容    担当者    事前・事後学習   
第1回    ガイダンス 事前:60分 シラバスを熟読するとともに学部レベルの大気水圏科学について振り返っておくこと。
事後:140分 授業内容を十分に復習し、自分の視点で整理することで、深く理解しておくこと。
第2回    地表面の放射収支と熱収支 事前:60分 前回までの授業内容を振り返り、積極的な意見および意義のある討論ができるよう、予習しておくこと。
事後:140分 授業内容を十分に復習し、自分の視点で整理することで、深く理解しておくこと。
第3回    顕熱・潜熱輸送とバルク式 事前:60分 前回までの授業内容を振り返り、積極的な意見および意義のある討論ができるよう、予習しておくこと。
事後:140分 授業内容を十分に復習し、自分の視点で整理することで、深く理解しておくこと。
第4回    地表面粗度と風速・気温の鉛直分布 事前:60分 前回までの授業内容を振り返り、積極的な意見および意義のある討論ができるよう、予習しておくこと。
事後:140分 授業内容を十分に復習し、自分の視点で整理することで、深く理解しておくこと。
第5回    局地気候と熱収支 事前:60分 前回までの授業内容を振り返り、積極的な意見および意義のある討論ができるよう、予習しておくこと。
事後:140分 授業内容を十分に復習し、自分の視点で整理することで、深く理解しておくこと。
第6回    ヒートアイランドの特性 事前:60分 前回までの授業内容を振り返り、積極的な意見および意義のある討論ができるよう、予習しておくこと。
事後:140分 授業内容を十分に復習し、自分の視点で整理することで、深く理解しておくこと。
第7回    集中豪雨の発生頻度変化 事前:60分 前回までの授業内容を振り返り、積極的な意見および意義のある討論ができるよう、予習しておくこと。
事後:140分 授業内容を十分に復習し、自分の視点で整理することで、深く理解しておくこと。
第8回    IPCC第6次評価報告書の要点(1) 事前:140分 前回までの授業内容を振り返り、積極的な意見および意義のある討論ができるよう、予習しておくこと。
事後:60分 授業内容を十分に復習し、自分の視点で整理することで、深く理解しておくこと。
第9回    IPCC第6次評価報告書の要点(2) 事前:140分 前回までの授業内容を振り返り、積極的な意見および意義のある討論ができるよう、予習しておくこと。
事後:60分 授業内容を十分に復習し、自分の視点で整理することで、深く理解しておくこと。
第10回    雪氷圏の変化と気候 事前:60分 前回までの授業内容を振り返り、積極的な意見および意義のある討論ができるよう、予習しておくこと。
事後:140分 授業内容を十分に復習し、自分の視点で整理することで、深く理解しておくこと。
第11回    南極氷床の変動 事前:60分 前回までの授業内容を振り返り、積極的な意見および意義のある討論ができるよう、予習しておくこと。
事後:140分 授業内容を十分に復習し、自分の視点で整理することで、深く理解しておくこと。
第12回    アイスコアによる古気候復元 事前:60分 前回までの授業内容を振り返り、積極的な意見および意義のある討論ができるよう、予習しておくこと。
事後:140分 授業内容を十分に復習し、自分の視点で整理することで、深く理解しておくこと。
第13回    ヒマラヤにおける氷河変動と氷河湖 事前:60分 前回までの授業内容を振り返り、積極的な意見および意義のある討論ができるよう、予習しておくこと。
事後:140分 授業内容を十分に復習し、自分の視点で整理することで、深く理解しておくこと。
第14回    カービング氷河の流動と変動 事前:60分 前回までの授業内容を振り返り、積極的な意見および意義のある討論ができるよう、予習しておくこと。
事後:140分 授業内容を十分に復習し、自分の視点で整理することで、深く理解しておくこと。

到達目標と評価種別、その割合
DP    到達目標    比率   
DP(1) (3)地球温暖化の予測・影響に関する科学的最新知見, (4)雪氷圏の変動機構とその影響 60%
DP(2) (1)地表面の熱収支に対する理解と応用力, (2)多様な局地気候に対する熱収支的理解 40%
評価種別    比率   
レポート 40%
発表 30%
討論への積極的参加 30%

評価及び評価基準    @:到達目標(1)~(4)の全てが達成できている
A:到達目標(1)~(4)の大部分が達成できている
B:到達目標(1)~(4)の半分程度が達成できている
C:到達目標(1)~(4)の一部が達成できている
課題(試験、レポート等)の学生への
フィードバック方法   
試験は実施しない予定。提出レポートは次年度以後の参考とするため返却しない予定であるが、授業を通じて講評する。課題発表については、その場で質疑応答・講評を実施する。

持続可能な開発目標(SDGs)との関連
SDGs 関連内容
13.気候変動に 具体的な対策を 諸過程の理解、実態の把握、影響の予測等、多角的に気候変動に関わる授業内容となる

教科書    タイトル 著者名 発行所 出版年 ISBN ボタン
使用しない。必要に応じて資料を配布する。
参考書    タイトル 著者名 発行所 出版年 ISBN ボタン
地表面に近い大気の科学-理解と応用 近藤純正 東京大学出版会 2000年 978-4130627078
IPCC第6次評価報告書第1作業部会報告書 IPCC 2021年


能動的学習の授業手法
手法    授業実施回等   
Think,Pair & Share ほぼ毎回

授業改善点など    前年度は非開講であったが、履修生の研究テーマとの接点をできる限り考慮しながら授業内容を組み立てていく。
前年度授業アンケート結果    前年度は開講されていない授業科目のため、アンケート結果はありません。
備考   
更新日時    2022年02月16日 17時18分45秒